NHKオンデマンドで「パラレル東京」を見ました

最近とある理由でNHKオンデマンドに加入しました。
ここ10年子どもにチャンネル権を奪われ、見逃していたNHKスペシャルを視聴でき、なかなか気に入っています。受信料をちゃんと払っているのに、また有料で番組をみるのかと、若干憤りはありますが。

2019年12月に4日間連続で放送されたドラマ、「パラレル東京」はショッキングでした。マグニチュード7.3の直下地震に襲われた首都圏の姿をドラマ仕立てで映像化したものです。
東日本大震災の際、首都圏の帰宅困難者は515万人、都内だけで352万人にものぼったそうです。もしも首都直下地震が起きたら800万人との予測がされています。

ドラマでは建物が倒壊し、道路は寸断され、鉄道などの交通機関はマヒ。それでも群衆は駅に集まろうとします。地下街にいる人は出口に押し寄せます。群衆雪崩(明石市の花見観客が歩道橋で立ち往生し圧死による死傷者が出た事件と同じようなこと)が発生し、死傷者が多く発生しました。
NHK 東日本大震災当日の千代田区
東日本大震災では歩いてでもなんとか帰宅できたことから、今回もなんとか帰れるだろうと甘く考え、移動することが懸念されています。満員電車の中のような群衆の中にいて、もし建物が倒壊してきたとしたら、火災が発生したら逃げ切れますかと問いたいです。すぐに帰宅しようとせずに、まず身の安全を確保することが大事です。

そして地震災害につきのもの火災です。「火災旋風」はご存じですか?
火災の熱により上昇気流が発生して、近くの火災の上昇気流と合体して炎の竜巻となって移動します。炎の高さは20~30m、火柱の範囲は数10メートルにも及び、広島・長崎の原爆投下時や1923年の関東大震災でも発生したそうです。都会のビル群では竜巻は発生しないと思われますが、ビル風で火災旋風が起こると指摘されています。
また、火災旋風には2種類あって、1つは炎で赤い見えるタイプともう1つは炎の見えない黒煙の火災旋風です。黒煙の火災旋風は炎が見えなくても高温なので大変危険です。ましてや夜になると見えませんのでもうお手上げです。ただ、手掛かりは「ゴー」という轟音がするそうです。人を巻き上げる威力がありますので、音を頼りに避難してください。
火災旋風とその輻射熱から逃れるためには、10ヘクタール(およそ東京ドーム2個分)の広さのある場所が必要だと言われていいますが、川口市内で見つけるのはなかなか難しいですね。川口市HPの一次避難場所(10ヘクタール以上の面積を有する場所)として指定されているのは13箇所です。更に広い広域避難場所(100,000ヘクタール以上の面積を有する場所)はグリーンセンターと荒川河川敷の2箇所が指定されています。(※荒川河川敷は浸水時は除外されています。)
火災旋風から避難が遅れた場合は鉄筋コンクリート製の建物のできるだけ内部に身を隠すことですが、輻射熱の熱い空気を吸って気道や肺に損傷を与えて命を落とす危険がありますので、まずは逃げることが先決です。

このドラマを子供とみることができて、災害時の行動について話し合うことができました。以前、マンションのベランダの避難ハッチの位置や、ベランダの隔て板は突き破ることができることを教えていましたが、子どもは忘れていました。再確認できただけでも収穫です。
 
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