光の教会

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 10月9日六本木の国立新美術館で開催している「安藤忠雄展」に赴きました。安藤忠雄のイメージとして思い浮かぶのは「コンクリート」。木造建築家からはアンチの声もよくききますが、スケールの観点からみて、やはり忠雄ならぬただならぬ非凡性を感じえました。
 写真は今回の展示会のひとつの目玉。大阪の茨木市郊外の住宅街につくられた教会の礼拝堂の実物大です。シンプルながらに稀有の空間性を湛えた礼拝堂で、装飾性を廃し、唯一正面の十字の切り込みが教会のシンボルとして暗示されています。
 数多くの建築物のなかで、小規模建築としては、自然光をつかった安藤忠雄の代表作です。
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